FASTTRAK

FAST TRAKはPCIスロットに差すカードです。
ボード上にIDEコネクタが2つついていて、これにHDDを1台ずつ繋ぐとRAID0または1が組めます。

RAID0は高速化、RAID1はミラーリングです。

IDE HDD複数個を1個に見せかけて倍速化したり、
もう一方のHDDでミラーリングといって、同時に同じデータを書き込んでいき、
どちらか一方のHDDが故障してもパソコンが止まらないようにします。

また、マスターとスレーブでハードディスクドライブ(以下HDD)をそれぞれ2個ずつRAID0にし、
さらにそこで出来たRAID0をRAID1にする事もできます。

10GBのハードディスク、例えばIBM DTTA351010を2台用意し、
RAID0にすると倍速化された20GBの一つのHDDになります。
RAID1にすると見かけは10GBの1つのHDDになります。

パソコンの自作をしたことがある人にお勧めです。

FAST TRAK導入


ブートドライブがFASTTRAKである、
つまり起動ドライブであるCドライブにすることを前提にします。

FASTTRAKを導入するにはまずカードをPCIの2.3.4のいずれかに差します。 出来れば4番目がよいでしょう。
これはPCIがマスターでなければいけないことと、マザーボードがPCIスロットのCPUから遠いところから認識することに関係します。
BXチップは5番目のPCIは4番目とIRQというカードの住所が同じでしかも4番目のおまけのような立場なので避けます。

まずFAST TRAKをマザーにさして最初にすることは
IDEケーブルを必ず2本繋げてそれぞれのマスターに、RAIDをくむHDDを繋げます。
HDDのジャンパ設定は両方ともMASTERです。
CD-ROM等は従来のマザーボードのIDEポートに繋げます。

DドライブにしたいIDEHDDがあるならFASTTRAKのスレーブに繋げます。
決してマザーボードのIDEに繋げてはいけません。
もし繋げるとそのHDDが起動ドライブになります。

*FASTTRAKはマザーボードから見るとSCSIカードに見えるため、マザーのIDEにIDE HDDえを繋げた場合でもSCSIから起動できる新しめのマザーならBIOS設定でBootドライブをSCSIに設定するとFASTTRAKから起動できます。


AWARD BIOSの場合、BIOS画面に入って一番左上にある、STANDARD CMOS SETUPでHARD DISKS TYPEをすべてNONEにします。
CD-ROMやIDEのCD-R、ZIP等はNONEでも認識するので大丈夫です。
IRQが惜しい場合はマザー上のIDEでなにも繋がっていない方をDisableにします。

BIOS設定をセーブしてパソコンを再起動してしばらくするとFASTTRAKのBIOSが立ち上がるのでF2を押し、指示に従って設定をします。
RAID0ならAUTO SETUPでパフォーマンスを選びます。
RAID1ならAUTO SETUPでサーバーを選びます。
起動ドライブには*印が頭に着くよう設定します。

この後はWIN98の起動ディスクなどでパソコンを起動し、普通のHDDのようにFDISKとFORMATをします。
WIN98のインストールが済んだらSCSIカード同様にFAST TRAKに付属のフロッピーディスクからドライバを入れます。
これで完成です。


RAID0にして高速化できるのは一本のケーブルでは
同時に一つのドライブとしか通信できないIDEの規格上、
先ほどマスターに繋いだHDD2個だけです。
4個でRAID0をする場合、FAST TRAKを二枚差しする事で可能です。

**
SCSIカードはFAST TRAKより番号の若いPCIスロットに差します。
PCIスロットは通常、CPUに近い順から1番2番となっていきます。
つまりSCSIを起動ドライブにしてFAST TRAKを起動ドライブにしたくない場合は
SCSIを4番にFAST TRAKを3番にするのです。


FAST TRAKの特徴。

通常、PCIバスは33MHzで動いてますが、FSBを上げることにより変化していきます。

例えば一般的なBXマザーの場合、
FSB100MHz/PCI33MHz
FSB103MHz/PCI34MHz
FSB112MHz/PCI37MHz
FSB124MHz/PCI41MHz
FSB133MHz/PCI33MHz又は44MHz
となります。

通常、HDDコントローラはPCIブリッジに繋がっているため、規定以上のPCIバスの動作クロックで動かすと故障したり、異常動作をします。

SCSIカードとSCSI-HDDを使用すると、SCSIカードさえPCIバスクロックの変化に耐えられれば、高いPCI動作クロックからHDDを守って安定して動作させることが出来ます。

FASTTRAKはSCSIの様にクリスタルが載っているわけではないので、PCIの動作クロックの変化にもろに影響されます。
そのためHDDのPCIバスクロックに対する耐性に依存します。

FAST TRAKのCPU使用率


例えばFASTTRAKを2台のRAIDで使うと、CPUの使用率がHDD1台の時より2倍になります。

*Quantum社製Fireball CR*2で使用時はCPU使用率4%強でした。

FAST TRAKで選択すべきではないHDD

FASTTRAKは高いPCIバスクロックに耐えるHDDと組み合わせると安心です。
Quantum、Western Degital等のHDDが良いとされています。
Quantum社製Fireball CRはUATA66ですが、FASTTRAKで動作が確認されています。

SEAGETE製はツイストペアケーブル等が必要になります。
MAXTOR製や古いIBM製HDDは、ややPCIバスクロックに対する耐性が低いようです。
IBMのDTTAシリーズは37MHzなら耐えられるようです。

*SEAGETE製Medalist Proは高いスコアが出やすく人気があるようです。
 MAXTORはストライピングしてもスコアが倍になりにくいようです。
 IBM、DTTAもMAXTORほどでないにしろWriteがおそいようです。
 今のところQuantum Fireball CRが最適です。

情報は順次追加します。
情報募集中です。

FAST TRAKの限界

R/W 20MB近い最新のHDDを繋げても2倍の性能にはならないようです。
UATAなら33MBまでいけそうな気はするのですが、実際はR/W28MB止まりです。
限界はこれを二枚差しにしてR/W56MBというところでしょうか。

そうするとIBM DJNAやQuantumFB-KAをRAID0にするよりは、FB-CRを使用するのがコストパフォーマンスが良さそうです。
CRならDJNA一個分の費用で2個買えます。

*CR二個をRAID0にしてクリーンな状態でR/W28MBに出来たが、大量のデータを入れると速度が低下した。
さらに高速なHDDを使えば最大速度はR/W28MBでも、HDDを内周まで使用しても速度低下を防げるかもしれない。
もちろんRAID0で大容量化されたHDDで内周まで使うことがあればの話だが。

*FASTTRAKでデフラグするとエラーが出るからすべきでないという噂がありますが、ケーブルにしっかりノイズ対策をすればエラーは出ません。
つまりデフラグしたり、大きなファイル移動時にデータ化けを起こすのなら、その環境が不安定で有るか、FASTTRAKのノイズ対策が不十分だと言うことです。

*お勧めケーブルはグロウアップジャパン製スマ−トケーブル、αデータ製ツイストペアケーブル、Ultra66対応ケーブル、
FASTTRAKに標準でついてくるIDEフラットケーブルにアルミテープでシールドしたもの(アースをつけること、アルミ箔で代用するならサランラップで包んで絶縁)です。

*7/29現在のお勧めケーブルは安価になってきたUltra66対応ケーブルです。
一度に二本同じものをかって、ケーブルが不等長にならないようにしましょう。
2枚のカードと4台でストライピングするなら4本同時に同じものを買いそろえるのが、安心です。

*PROMISEはIDEでRAID5が組めるSuperTRAKを発売予定という。
価格は10万円ともいわれ、一般ユーザーには縁がなさそうです。

*FASTTRAK66を推測


FastTrakはPCIの動作周波数とリニアに動作周波数がリンクしているので、
PCIクロック37MHz等場合には根性のないHDDだと問題が生じます。
IDE-HDDはPCIクロックの2分の1で動作するので、PCIクロックが高いとその速度に付いていけなくなります。
SCSIカードはクリスタルにより自分でHDDの動作クロックを決めているのでオーバークロックに強いと言われています。

FastTrak66はSCSIカード同様、クリスタルにより自分で動作クロックを決めているので安心です。
また、付属ケーブルもUATA66用の高品質なものになっているはずですから、
現在のFastTrakより信頼性が高くなるでしょう。
これによりノイズ対策に悩まずにすみます。
(ボードの写真からの推測)

クリスタルとUATA66ケーブルのおかげでHDDとの相性問題が激減する事が予想されます。
FSBに敏感なMAXTORのHDD等でも安心して使えるようになるかもしれません。
オーバークロッカーの味方のようなカードです。
リテールが149ドルですから日本では二万円以下で買えそうです。


パーツTOP CPU マザーボード ディスクドライブ ビデオカード サウンドカード ケース CRT

メール

トップ